こんにちは、矢島採用コンサル事務所の矢島です。
最近、企業の社長や採用担当者からこんな相談を受けることがあります。
「応募は来るんですが…でも採用できないんです。」
求人広告に出せば、そこそこ応募は来る。しかし、対象外の方が多かったり、音信不通になったり、面接の設定までは進むけれど辞退されたり…または、せっかく内定を出しても他社へ行ってしまう。
もちろん給与や休日、勤務地などの募集条件も重要です。しかし、応募があるにもかかわらず採用できない場合、それ以外の部分に原因が隠れていることも少なくありません。つまり、求職者の「離脱ポイント」がどこかにあるはずです。
その一つが会社のホームページです。
「ホームページはあるよ」「ホームページを最近新しくしたばかりだよ」そう思う方もいるかもしれません。
しかし、実際の求職者の行動を見るとホームページの整備こそが重要になってきます。
私はこれまで20年以上、求人広告や採用支援に携わってきました。その中で感じるのは、求職者は求人広告だけを見て応募を決めているわけではないということです。
もちろん、求人広告で多数応募を獲れる、広告と相性の良い業種・職種・条件はあります。しかし、採用に苦労する業種・職種に関して言えば、求人広告はあくまでも入口です。
興味を持った求職者は、その後に会社名を検索し、ホームページを確認し、採用ページを見て、場合によってはGoogle口コミやSNSまで確認しています。つまり、求人広告で興味を持った後に「この会社は本当に大丈夫だろうか?」を確認しているのです。
うちの会社も同じことをされています
実はこれは採用だけの話ではありません。
私自身も採用支援の仕事をするために、まずは無料相談を行っています。
新規の会社さんが、その無料相談に来てもらうために、現在はGoogle広告を利用しています。Googleで採用や求人に関する悩みを検索した方が広告をクリックし、私のホームページに来る流れです。もちろん、ホームページにはさらに興味を持つような内容が書かれています。
しかし、広告からホームページに来て興味を持ったからといって、すぐに相談申込になるわけではありません。たとえ無料であったとしてもです。
なぜでしょうか?
理由は簡単です。
広告はもちろん、ホームページを見ただけでは興味は持てても「この人に相談しよう」とまでは思わないからです。つまり、信用が足りないのです。
その信用を得るために私は、このようなコラム記事を書いたり、YouTubeで情報発信をしたり、SNSを更新したりしています。それらを見た方が、「この人は採用について詳しそうだな」「実際に相談してみようかな」「話を聞いてみたいな」と感じて、初めて相談申込につながります。
お客様や知人からの紹介の場合は、最初からある程度の信頼を持ってもらえます。しかし、広告から来た見知らぬ方には信頼を持ってもらえません。だからこそ、記事や動画、ホームページを通じて信頼を積み上げる必要があるのです。
これを求人に置き換えてみます。
求人広告を見た求職者が、「よし、この会社に応募しよう!」と即決するケースはそれほど多くありません。興味を持った後に、会社名を検索して、ホームページや採用ページを見て確認します。今ならSNSや口コミもチェックする人も増えていますよね。
そして、その中で「安心できそうか」「自分に合いそうか」「どんな人が働いているのか」「どんな社長なのか」を確認しています。
つまり、ホームページは「求職者の不安を解消するための場所」なのです。
動画が強い理由|もう一つの事例をご紹介します
もう一つ、私が集客サポートをしている不動産投資コンサルタントのAさんの事例をご紹介します。Aさんは土地活用や相続対策、不動産投資についてアドバイスを行う仕事をしています。
お客様は数千万円から数億円規模の相談することも珍しくありません。当然ながら、まずは無料相談やセミナーへの集客が必要になります。
以前はブログや著書を通じて集客していましたが、現在はYouTubeが集客の中心です。興味深いのは、広告から直接相談に来るケースはそれほど多くない一方で、YouTubeを見た方からの相談申込は非常に多いということです。
なぜでしょうか?それは信頼です。
広告はいくら良いことを書いていても広告です。見た人は、「本当にそうなのかな?」「営業トークじゃないかな?」「他と何が違うの?」と思います。
しかし、YouTube、つまり動画は違います。
Sさんは実際の物件や現場で撮影しながら、成功事例や失敗事例、相続の悩み、不動産投資の考え方などを解説しています。すると視聴者は、「Aさんの人柄がわかる」「他のYouTubeとは違う」「この人に相談したい」を自然に思うようになります。
つまり、動画のおかげで会う前から信頼関係ができるのです。そのため実際に面談した際も、「動画で見た通りの人でした」と言われることが多く、初対面にもかかわらず数億円規模の相談がその場で進むことも珍しくありません。
これは採用でも全く同じです。求職者は応募する前に会社を見ています。会社のホームページを見ています。どんな会社か知りたい、どんな人たちがいるのか知りたい、どんな仕事をするのか知りたい、わけです。
不安だから、心配だから、より自分に合いそうな会社を、より自分ができそうな仕事を、求人広告だけでは分からない情報を集めているのです。
例えば、ホームページが10年前から更新されていない。
採用情報ページは条件が並べてあるだけ。
デザインは新しいが、知りたい情報がない。
このような状態では、せっかく求人広告で興味を持ってもらっても不安が残ります。結果として応募をやめたり、面接辞退になったりするのです。
反対に、社員の写真で雰囲気が伝わったり、仕事内容が具体的に紹介されている、社長の考え方が伝わる、動画で会社の雰囲気が分かる、このようなホームページであれば安心感が生まれます。
そうなると、求人広告で興味を持ち、ホームページで信頼を得られるので、求職者は面接を受けたい、ここで働いてみたいと思うようになります。
まとめ
求人広告はあくまで入口、求職者との接点となる場所です。
本当に重要なのは、その後に求職者が見るホームページで、ここが「興味を持った求職者」との最初の接点となります。
求人広告を出してもそもそも応募がない、応募があるのに採用できない、音信不通や面接辞退が多い。そんな場合は求人広告だけでなく、ホームページにも目を向けてみてください。
電話やメールのように目に見れるものではないので気づかないのですが、求職者は想像以上にホームページを通して会社を見ています。そして、応募するかどうかを決める前に「信頼できる会社か」を確認しています。
もし採用に苦戦しているのであれば、一度自社のホームページを求職者目線で見直してみることをおすすめします。採用できない原因は、求人広告ではなくホームページにあるかもしれません。せっかくのホームページをほったらかし、本当にもったいないことです。
矢島採用コンサル事務所では、こういったホームページの見直し、整備に関してのアドバイスも無料で行っています。
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