採用成功事例

求人広告はどこに出すべき?掲載先を変えただけで応募が50倍になった製造会社の話

求人広告選び方のイメージ

「この会社とは長い付き合いだから……。求人広告を変えたって、そんなに変わらないでしょ?」

埼玉県内に複数の拠点を持つ製造会社のAさんは、いつもそう言っていました。

長年付き合っている求人広告会社があり、求人募集が必要になると、いつもそこにお願いする。応募が少ない時もありましたが、「まあ、どこに出してもそんなに変わらないでしょ」というのがAさんの考えでした。

しかし、ある時のこと。

「最近、本当に応募が来ないんだよね。求人広告を出しても月に2〜3件くらい。先月は1件しかないよ。採用もできないし、このままだと現場が回らなくなる……」

さすがに、これまでと同じ求人広告を出し続けることに限界を感じたようで、私に相談がありました。

私はAさんにこう話しました。

「長い付き合いを大切にすること自体は、すごく良いことだと思います。うちも長くお付き合いいただいているお客様が多いので、その大切さはよく分かります。

でも、求人広告を出しても応募が来ない。その結果、Aさんや現場の人たちに皺寄せがいっているなら、一度見直してみてもいいんじゃないですか?」

「そうだよね……。じゃあ、どこか応募が増えそうなところに変えてみてよ」

そこで、それまで利用していた求人広告から、掲載先を変更することにしました。

しかも、広告費を増やしたわけではありません。社内的な事情もあり、それまで月10万円ほど使っていた求人広告費を、逆に月8万円まで下げました。

ところが――

変更した初月、応募数は50件を超えました。

前月は1件だった応募が、掲載先を変えた初日だけで5件。
その後も応募が入り続け、最終的には1か月で50件を超えました。

「え?そんなに変わるの?」

一番驚いていたのは、ずっと「求人広告なんて、どこに出してもそんなに変わらないでしょ」と言っていたAさんでした。

もちろん、これは「この求人媒体に出せば、どんな会社でも応募が50倍になる」という話ではありません。

私がこの事例で伝えたいのは、むしろ逆です。

求人広告は、「どこに出しても同じ」ではないということ。

職種や地域、採用したい人によって、適した求人広告は変わります。そして、どれだけ求人広告にお金をかけても、そもそも自社が採用したい人に届きにくい場所に出していれば、思うような成果は出ません。

今回は、なぜ掲載先を変えただけで応募数がここまで変わったのか。

この製造会社の実例をもとに、「求人広告はどこに出すべきなのか?」について考えてみたいと思います。

なんとなく求人広告を選んでいるイメージ

なんとなくの理由だけで求人広告を選んでいませんか?

Aさんの会社のようなケースは、決して珍しくありません。

採用の相談を受けていると、求人広告の掲載先をこんな理由で決めている会社が意外と多くあります。

「昔からこの求人広告会社と付き合っているから」
「以前はこの求人広告で採用できていたから」
「求人広告なんて、どこに出してもそんなに変わらないでしょ」

あるいは、採用が必要になったタイミングでたまたま営業電話があり、その流れで契約してしまう。

もちろん、それで採用できているなら何も問題ありません。でも、応募が来なくなっている、あるいは、明らかにアクセス数が少ない求人サイトなのに、

「今までここだったから」
「営業マンの感じが良かったから」

という理由だけで同じ求人広告を出し続けているのであれば、一度見直した方がいいかもしれません。

営業担当者との相性も、もちろん大切です。
私自身、求人広告会社で長く営業をしていたので、その重要性はよく分かります。

ただ、「営業担当者との相性が良いこと」と「その求人広告で採用できること」は別の話です。

なぜなら、求人広告を取り巻く環境は、この10年、20年で大きく変わっているからです。

昔はフリーペーパーや新聞の折込求人、求人情報誌を見て仕事を探す人がたくさんいました。その後、求人サイトが主流になり、スマートフォンで仕事を探すのが当たり前になりました。

さらに求人検索エンジンが普及し、SNSも使われるようになり、これからはAIによって仕事の探し方そのものが変わっていく可能性もあります。

つまり、

「昔は採用できた求人広告だから、今も採用できる」とは限らないのです。

そして求人広告によって、見ている求職者の数にも大きな差があります。これは感覚の話ではありません。求人サイトのアクセス数などを調べてみれば、その違いが見えてくることもあります。

もちろん、アクセス数が多ければ必ず採用できるわけではありません。製造、物流、建設、介護、事務など、募集する職種によっても相性がありますし、地域によっても違います。

大切なのは、

「有名だから」
「営業マンに勧められたから」
「昔から付き合っているから」

という理由だけで求人広告を決めないことです。

少なくとも、現在どんな求人広告が応募をとりやすいか、それぞれどんな特徴があるのかくらいは調べてみるべきだと思います。今ならChatGPTやGeminiなどのAIを使って、求人広告の特徴や違いを調べることもできます。

そのうえで、自社が募集する職種や地域ではどこが合いそうなのかを考えてみる。

それだけでも、「昔からここだから」という選び方とは大きく変わります。求人広告に毎月5万円、10万円、20万円と使うのであれば、なおさらです。

求人広告は「とりあえず出してみるもの」ではなく、採用したい人に届けるための集客手段です。

だからこそ、「どこに出すか」で結果が大きく変わることがあります。Aさんの会社は、まさにその典型的なケースでした。

応募が50倍になったイメージ

1件の応募が月50件超に

Aさんの依頼を受け、掲載する求人広告を変更することにしました。

私は通常、求人内容を診断したうえで、職種や地域、採用したいターゲットなどを考えて原稿内容を作り込み、掲載媒体を選びます。

ただ、今回は少し特殊でした。

この会社は製造事業だけでなく、請負・派遣事業も行っています。

請負や派遣の場合、さまざまな職種・勤務地の求人を数多く掲載します。

そのため、一つひとつの原稿を徹底的に作り込まなければ応募が来ない媒体よりも、ある程度基本を押さえて掲載すれば応募が取れる媒体の方が運用しやすい。そこで今回はテストも兼ねて、基本的な求人内容はほとんど変えず、特別な工夫もせずに掲載先だけを変更しました。

さらに、掲載媒体を変更するにあたって社内的な事情もあり、広告予算も月10万円から8万円に削減しました。

つまり、原稿を大きく変えず、広告費も20%減らした状態で、掲載先だけを変えたということです。
ところが、掲載初日から明らかな違いが出ました。

初日だけで5件の応募。

その後も応募が入り続け、4週間掲載した結果、電話での応募を除いても50件を超えました。

前月は、とうとう1件しか応募が来なくなっていました。
それが翌月には50件以上。
しかも、広告費を20%削減したにもかかわらずです。

掲載する求人広告を変えただけで、応募数は約50倍になったのです。

もちろん、その後も毎月50件以上の応募が取れ続けたわけではありません。求人広告は時期や募集する職種、勤務地などによっても応募数が変わります。それでも、これまで月1〜3件程度だった応募が月10件になれば、採用につながる可能性は大きく変わります。

この経験からも、「求人広告なんて、どこに出してもそんなに変わらない」とは、私は考えていません。むしろ、どこに出すかを変えるだけで、これほど大きな差が生まれることもあるのです。

求人広告をなんとなくで選ぶのは勿体無いイメージ

求人広告を「なんとなく」で選ぶのはもったいない

もちろん、いろいろな求人広告を実際に試して、比較したうえで、自社に合ったものを選んでいる会社もたくさんあります。

また、求人広告の良し悪しは、応募数だけで判断できるものでもありません。

営業担当者の提案力やレスポンスの速さ、採用につながる応募が来ているか、広告費に対してどのくらい成果が出ているか。会社によって、求人広告を選ぶ基準はさまざまです。

私はこれまで20年以上、1,000社以上の採用に関わってきました。求人広告会社にいた頃も含めれば、求人を見たり、お話を聞いたりした会社は3,000社を超えると思います。

その中で今でも感じるのが、「もったいない求人広告の選び方をしている会社は、まだまだ多い」ということです。

「昔から付き合っているから」
「以前は採用できていたから」
「どこに出してもそんなに変わらないから」
「営業に来た会社にそのままお願いした」

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。実際に応募が来て、必要な人材を採用できているのであれば、変える必要もないでしょう。

ただ、応募が減っている、採用できなくなっているのであれば、一度立ち止まって、「今、本当にこの求人広告でいいのか?」を考えてみてください。

求人広告を選ぶうえでは、まず自社の求人をより多くの求職者に見てもらえる場所を選ぶことが大切です。そのうえで、募集する職種や地域、採用したい人との相性、費用対効果なども考えていく必要があります。

さらにこれからは、AIを使って仕事を探したり、求人を比較したりする人も増えていくでしょう。求人の探し方そのものが、また大きく変わろうとしています。

だからこそ、「とりあえず、いつもの求人広告に出しておこう」という従来のやり方だけでは、採用が難しくなる会社も増えていくと思います。

どこに求人広告を出すのか。
どんな内容で掲載するのか。
誰に、何を伝えるのか。

そして、掲載した後にどこを改善するのか。

求人広告も「掲載すること」が目的ではなく、欲しい人材を採用するための手段の一つとして考えることが大切です。

とはいえ、数ある求人広告の中から「自社はどこに出せばいいのか」を判断するのは、簡単ではありません。

私が採用支援をする際は、まずその会社の求人内容や採用状況を確認するところから始めます。

今どんな求人広告を使っているのか。
どのくらい見られて、どのくらい応募が来ているのか。
募集する職種や地域に対して、その求人広告は本当に合っているのか。

そして、そもそも問題は「掲載先」なのか。
それとも、求人内容や条件、応募までの流れにあるのか。

こうしたことを一つずつ見ていくと、「求人広告を変えた方がいい会社」もあれば、「今の求人広告のままで、内容を変えた方がいい会社」もあります。

今回紹介したAさんの会社は、採用状況を確認した結果、「掲載先を変えてみよう」と判断したケースです。逆に、掲載先を変えなくても、求人内容を少し見直すだけで応募が増えることもあります。

だから私は、いきなり「この求人広告に出しましょう」と提案することはあまりありません。

まずは、なぜ今うまくいっていないのかを知り、御社に合った改善策を考えること。

そこから始めることが大切だと考えています。

「求人広告を出しているけれど、応募が来ない」
「今の求人広告が自社に合っているのか分からない」
「次も同じ求人広告に出すべきか迷っている」

そんなときは、私が一度、御社の求人情報を見ますよ。

今の掲載先や募集内容、これまでの応募状況を確認し、どこをどう変えれば採用につながりそうか、具体的にお伝えします。

初回のコンサルは無料です。もちろん、無料のご相談だけでもまったく問題ありませんので、新しい求人広告にお金をかける前に、お気軽にご活用ください。

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