採用戦略について

「昔からの付き合いで…」求人広告を変えない会社が採用できなくなっている理由

採用できなくて困っている社長の画像イメージ

「求人広告を出してもなかなか採用できない…。でも、出さないと仕方ないし…。」

そんな悩みを抱える社長さんは多いです。

「うちは昔から○○社にお世話になっているから、他の媒体を試すのも気が引けるんだよね。」

そんな言葉を、私はこれまで何度も耳にしてきました。もちろん、長年お付き合いのある会社を大切にすることは悪いことではありません。ただ一つ、考えていただきたいことがあります。

その求人広告、本当に今も採用につながっていますか?

求人市場はここ数年で大きく変わりました。以前は応募が集まっていた媒体でも、求職者の仕事の探し方やAIによる求人の表示方法が変わり、同じやり方では応募が集まりにくくなっています。

また、求人広告ごとのアクセス数を比較すればわかりますが、その差は大きくなるばかりです。

実際、業界最大手のリクルートも、リクナビ・タウンワーク・はたらいくなどのブランドを残しながら、裏側ではIndeedを軸としたサービス連携を進めています。

さらにこれからは、AIが求職者に合った仕事を探してくれる時代です。わざわざ求人サイトを一つひとつ訪れ、膨大な求人情報の中から探すという行動も少しずつ変わっていくでしょう。

このような大きな時代の変化がある中で、「昔からの付き合い」だけを理由に求人広告を掲載し続けていて、本当に大丈夫でしょうか。

応募が爆増したイメージ画像

求人広告を変えただけで初月の応募数が50倍

実際に私が支援した埼玉県の製造業の会社では、求人広告を変えただけで初月の応募数が約50倍になりました。

以前まで毎月掲載していた求人サイトでは、月の応募数は2〜3件。直近では1件という月もありました。さすがに担当者の方も「このままでは現場が回らなくなる」と危機感を覚え、ご相談いただきました。

そこで、まずは効果を確認するために掲載媒体を変更しました。

社内で稟議を通しやすくするため、以前より予算を少し下げ、「新しい媒体を試してみる」という形でスタートしました。どれくらい変わるのかを比較するため、求人原稿はほぼ同じ内容で掲載しました。

すると掲載初日だけで5件近い応募がありました。

「こんなに違うんだ…。」

担当者の方も驚かれていました。

そして1か月後、応募数は50件を超え、その中からじっくり選考し、採用につなげることができました。広告費を大幅に増やしたわけでも、新しい採用サイトを作ったわけでもありません。むしろ予算は以前より数万円減っています。

もちろん、その後も月に50件の応募が来たかというと、それはありません。
とはいえ、同予算での成果を比較すると、少なくとも5倍〜10倍にはなっています。

「どの媒体に掲載するか」を変えるだけでも、大きく結果が変わる場合があります。

応募が8名獲得できたイメージ画像

大手サイトに50万円でも応募ゼロが予算1/5で応募8件

現在進行形で採用支援を行っている都内の設備会社の事例です。

以前は大手求人サイトに約50万円をかけて募集しましたが、結果は応募ゼロ。当然、採用にもつながりませんでした。

今回、久しぶりに募集を行うということでご相談をいただきました。掲載媒体を見直し、さらに無料で掲載できる求人サービスも併用して運用を開始しました。メインの広告予算は月10万円ほどで、前回の1/5です。

こちらの会社は掲載開始から2週間も経たないうちに、8名の応募を獲得することができました。その中の3名は狙っている20〜30代前半の日本人の応募でした。

この会社は求人広告だけでなく、原稿内容や募集条件も見直していますので、すべてが媒体変更だけの効果ではありません。それでも、以前の5分の1以下の予算でここまで結果が変わりました。

求人広告で採用できると楽なイメージ画像

求人広告だけで採用できるなら、その方がいい

採用に悩む多くの中小企業は、求人広告を中心に採用活動を行っています。それは、以前に成果が出ていた経験があったり、応募が少なくても「次こそは」という期待を持てるからでしょう。

そして何より、求人広告だけで採用できるのであれば、それが一番負担が少ない、楽な方法です。

ホームページを整備する。
動画を制作する。
SNSを運用する。

こうした取り組みは、時間も手間もかかります。長年採用支援をしてきた私も、そのお気持ちはよく分かります。だからこそ、まずは求人広告の改善だけで結果が出るのであれば、それに越したことはありません。

今回は、そんな方に向けてこの記事を書きました。

求人広告を変えるだけでも、採用が変わるかもしれません。すべてを一度に変える必要はありません。

例えば予算を半分にして、今まで掲載していた求人広告と新しい求人広告を比較してみるだけでも、新しい発見があるかもしれません。

私は採用支援を行う際、必ず最初に「診断」を行います。

なぜ応募が来ないのか。
採用できない原因はどこにあるのか。

それを整理した上で、改善策を考え、採用につなげてきました。今回ご紹介したように、求人広告を変えただけで応募数が大きく伸びた会社もあります。もちろん、求人広告の内容まで見直せば、さらに効果が高まるケースも少なくありません。

もし、

「今の求人広告で本当にいいのだろうか?」
「どの媒体が自社に合っているのだろうか?」

そんな疑問があるのであれば、一度現状を整理してみることをおすすめします。

無料採用診断では、現在の求人広告や採用状況を確認し、原因と改善の優先順位をお伝えしています。もしかすると、長年悩んでいた採用の問題も、思っているよりシンプルな改善で変わるかもしれません。

採用診断