Indeedをはじめとする求人広告に、毎月どれくらいの費用をかけていますか?
「広告は出さないと応募は来ないからとりあえず出しとく」という声をよく聞きます。しかし、広告費をかけなくても応募を獲得できるケースはあります。今回は、Indeedの無料掲載のみで、経験豊富な事務を採用した工務店の事例をご紹介します。こんな考え方もあるんだな、と参考にしてもらえれば幸いです。
この工務店の社長さんは、最初に「募集条件」を設計し直しました。多くの企業は、自社基準の条件をそのまま掲載します。給与、勤務時間、休日などは既に決まっており、それを前提に募集を出します。しかし現在の人材市場では、それだけでは応募獲得は難しくなっています。そこで社長は「市場にニーズがある条件」を先にリサーチしました。
ターゲットは以下のような層です。
・不動産や建築業界での事務経験がある
・即戦力として働ける
・フルタイムでは働きたくない
・扶養範囲内で働きたい
・子育てなどの事情がある
・リモート勤務を希望している
この層は能力は高いものの、働き方の制約から転職市場に出にくい傾向があります。
そこで、
・扶養内勤務可
・一部リモート可
・経験者限定
という条件でパート募集を設計しました。
さらに、広告費をかけない代わりに時給を相場より上げました。例として、相場1500円のところを1800円に設定。社員として固定費を抱えない分、時給に還元する形です。
その結果、Indeed無料掲載のみで10件以上の応募を獲得。応募者の中には、大手不動産会社の立ち上げメンバー、建築・不動産申請業務に精通した経験者など、即戦力となる人材も含まれていました。
採用できない理由は「応募が来ない」ことではなく、設計が市場に合っていないことにあります。求人広告はあくまで出会いの場です。出会いたい人材を明確にし、その人材のニーズに合わせて設計する。
広告費をかける前に、この視点で見直してみることもおすすめします。
