採用現場の声

採用困難な土木作業員を採用した戦略|求人広告だけに頼らない理由

採用困難な土木作業員を採用した戦略

土木作業員は、募集がかなり難しい職種の一つです。実際に現場を見ていると、「求人広告だけで採用するのは運頼り」と言ってもいいくらいです。

しかし、そんな難しい募集でも、きちんとしたやり方を取れば採用はできます。今回は、埼玉県某市の土木工事会社で実際に採用に成功した事例をご紹介します。

この会社さんは、もともと求人広告のみで採用活動をしていました。しかし、応募はたまに来ても採用にはつながらない。媒体を変えても結果は変わらず、「何をやっても採用できない」という状態が続いていました。

土木工事のような現場職は、そもそも求人広告だけで採用するのが難しい職種です。条件だけで比較されやすく、他社との差別化も難しいからです。

実はこの会社さんは、約3年前に私が採用に特化したホームページを作成していました。ただ、それだけでは結果につながらず、正直に言うと私の力不足もあり、活かしきれていない状態でした。

求人広告からホームページへという導線はあったものの、内容は文章中心で、「興味を持たせる力」が弱かったのだと思います。

正直に言うと、こちら側にも迷いがありました。「土木作業員の募集でSNSや動画ってどうなんだろう…」という先入観があったからです。

それでも思い切って提案したところ、社長から「採用できるなら何でもやる」と言っていただきました。ここが大きな転機でした。

すぐに撮影を行い、ホームページ掲載用の動画、YouTube、Instagram、TikTokと一気に整備しました。投稿を始めると、予想以上に反応が出ました。動画にはコメントが付き、中には仕事に興味を持っているような内容もありました。再生数も伸び、1本で5万回近く再生される動画も出てきました。

この時点で「流れが変わった」と感じました。これなら採用できると確信しました。

そのうえで、無料掲載だった求人広告を少額だけ有料に切り替え、内容も見直しました。日給の見せ方、現場が近いこと、動画やSNSで詳しく見られること。単なる条件ではなく、「安心感」と「働くイメージ」が伝わる内容に変えました。

すると、1週間も経たないうちに応募があり、40代の方の採用に成功しました。今回は求人広告経由の応募でしたが、明らかにこれまでとは反応が違いました。

ポイントはシンプルです。求人広告だけに頼らなかったこと、これに尽きます。求人広告で存在を知り、SNSで興味を持ち、ホームページで納得する。この流れができたことで、応募へのハードルが一気に下がりました。

今回のように応募が1件でも、それが採用につながるのであれば非常に価値があります。何十件も応募があっても採用できない状態とは、まったく意味が違います。

これからは人口減少もあり、採用はさらに難しくなります。給与や待遇だけでは、求職者は選べません。だからこそ、分かりやすい情報と、感情に訴える発信が必要です。

今の時代、採用は完全に変わっています。採用とは、ネットとSNSを使った集客です。

土木作業員や職人のような難しい採用を、求人広告だけで何とかしようとするのは無理があります。しかし、求人広告の見直し、ホームページの整備、SNSの活用を組み合わせることで、採用の可能性は大きく変わります。

ぜひ諦めずに、時代に合った採用のやり方に切り替えてみてください。

矢島事務所では、採用に関する個別相談を行っています。

求人広告を出しても応募が来ない、応募があっても採用できない、何をやればいいか分からない。そんなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。未来が見えてくるはずです。