求人広告でよくある致命的な間違い|応募あるなしの間を分析するという視点

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求人広告でよくある、非常に致命的な間違いがあります。それは「応募が来たか、来ていないか」を、0か1かで判断してしまうことです。

多くの企業では、応募が来れば成功、来なければ失敗。この二択で結論を出してしまいがちです。しかし、0か1かで判断してしまうと改善ができません。0と1の間には、実は細かい刻みが無数に存在しています。そして、その刻みを知ること、きちんと分析することが、採用を改善するうえで非常に重要です。

応募に至るまでには、いくつもの段階があります。仮に数字で表すと、御社の求人広告を見てもクリックされずそのまま素通りされている状態は「0」に近い状況です。募集内容を少し読んだものの、すぐに離脱されてしまう場合は「0.1」や「0.2」程度でしょう。募集内容をしっかり読まれ、仕事内容や条件に一定の関心を持たれている状態は「0.5」前後です。ここまで来ていれば、すでに半分はクリアしていると言えます。

それでも応募に至らないのは、会社に対する不安や、情報不足が原因になっているケースが多く見られます。さらに、ホームページまで訪問している場合は「0.7」や「0.8」の段階です。この時点では、「応募するかどうか」をかなり真剣に検討しています。応募フォームまで進んでいる状態は「0.9」に近いと考えられます。

重要なのは、これらをすべて同じ「応募が来ない」でまとめてしまわないことです。0の状態と、0.9の状態では、意味も、原因も、取るべき対策も、まったく違います。採用で本当に大切なのは、「今は0なのか、それとも0.3なのか、0.5なのか、0.9なのか」この位置を分析することです。

0と1の間にある細かい刻みを理解し、どこで求職者が立ち止まっているのかを分析する。それができて初めて、「何を直せばいいのか」が見えてきます。例えば、求人広告を見て「興味を持った求職者」がホームページを訪れているのに応募につながらない。それなのに応募がないと広告会社のせいにしたり、内容改善にばかり気を取られてしまう。本当にやるべきは自社のホームページの改善なのに見当違いのことをしてしまう。こういう間違った見直しをしている会社も少なくありません。

そこがズレているのに
「応募が来ない=この広告はダメだった」
「うちの職種は人気がないから仕方がない」

と結論づけてしまう。
これが、採用広告でよくある最大の失敗だと感じています。