求人広告を出しても応募がない。
応募があっても連絡が取れない。
面接につながらず、結果として採用できない。
こうした声を、私はこれまで本当によく聞いてきました。
耳の痛い話かもしれませんが、こうした悩みを抱える会社には、ある共通点があります。
それは「広告に出せば何とかなる」と考えてしまっていることです。
応募がないから、営業マンの言う通りに予算を増やす。
応募がないから、別の求人媒体に乗り換える。
それでもダメなら「この仕事は仕方ない」と諦めながら、出し続ける。
これは、いわば広告依存の状態です。
そして残念ながら、このやり方では採用はどんどん難しくなっていきます。
私が求人広告の営業を始めたのは20年前です。
当時は紙媒体が主流で、その後求人サイトになり、今はIndeedのような検索型が中心になりました。
媒体は変わりましたが、根本は何も変わっていません。
「お金をかければ応募が来る」という発想です。
広告は楽です。
出した瞬間は少し安心できますし、次こそはと期待もできます。
だから結果が出なくても、また広告に頼ってしまう。
しかし、ここに大きな勘違いがあります。
**広告の役割は、あくまで「情報を広めること」**です。
求人広告は、条件や数字を並べた無機質な情報です。
求職者はそれを比較し、条件が良ければ応募し、そうでなければ応募しない。
それだけの話です。
だからといって、誰も興味を持っていないわけではありません。
実際には、少人数でも真剣に悩み、御社のことを調べている人はいます。
社名で検索している人もいます。
ホームページを見ている人もいます。
もしかすると、会社の前まで見に来ている人もいるかもしれません。
ただ、その人たちが見えていないだけです。
「応募がない=興味がない」
そう思い込んでしまうことこそが、最大の勘違いです。
大切なのは、
「すでに興味を持っている人に、何をどう伝えるか」
そこまで考えられているかどうかです。
そう思った方は、次に求人広告を出す前に、
まずは自社のホームページを見直してみてください。
・仕事内容は、初めて見る人にも伝わるか
・どんな人が働いている会社なのか、想像できるか
・「ここで働く意味」が感じられるか
この3つが伝わっていなければ、広告費をいくらかけても結果は変わりません。
もし、
「どこをどう直せばいいのか分からない」
「今の状態を一度整理したい」
そう感じたら、
矢島事務所では、そうした段階からの相談もお受けしています。